アイリスのダニ駆除は、駆除する場所によって次の通り使用する薬品や駆除(薬剤散布)の方法が分かれます。
駆除する場所 | 使用する薬品 | 散布の方法 |
畳み(表面) | フェノトリン(溶剤=エタノール) | ミスト機で散布 |
畳み(裏面) | ピレスロイド系油剤、 プロボクスル油剤 |
噴霧器 |
畳みの内部 | ピレスロイド系油剤 | 約30cm間隔で四方ノズル針を畳にさして加圧注入する。 |
畳みの下の床 | フェニトロチオン粉剤または油剤噴霧 小型散粉機 | |
畳みの加熱処理法 -1 | ダニの成虫・卵まで駆除するには、畳みの中心部が50℃で30分保つ事が必要。 それには畳み乾燥車で90〜100℃で1時間半〜2時間の加熱乾燥が必要。 |
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畳みの加熱処理法 -2 | 高周波(マイクロウェーブ)による加熱。2分間照射で完全殺虫できるが、糸やへりが切れたり、畳みのコシが無くなる危険性有 | |
カーペットの表(素足用) | フェノトリン(溶剤=エタノール) | ミスト機で散布 |
カーペットの裏(素足用) | フェノトリン(溶剤=エタノール) | ミスト機で散布 |
カーペット(土足用) | ピレスロイド系または有機りん系油剤 | 噴霧器で散布 |
べッド・布団・寝具 | フェノトリン(溶剤=エタノール) | ミスト機で散布 |
布団 | 丸洗いし乾燥 | |
布製のソファー | フェノトリン(溶剤=エタノール) | ミスト機で散布 |
革製ソファー | フェノトリン(溶剤=エタノール) | 手で拭く |
縫いぐるみ | フェノトリン(溶剤=エタノール) | ミスト機で散布 |
下着、衣類 | お湯で洗濯(60℃以上で3分間以上) 洗濯後乾燥 | |
ロッカー内の衣類 | フエノトリンを噴霧後に『殺虫プレート』を吊り下げる | |
床(木質系、塩ビ系) | フェノトリン(溶剤=エタノール)またはピレスロイド系油剤 | |
空間処理による駆除 | 居間・寝室・事務室等は蒸散機またはULV処理 | |
床下のネズミ穴 | 動力散粉機による散粉 | |
天井裏のダニ | フェノトリンのミスト処理、DDVPの蒸散などの処理 | |
タカラダニ | 有機リン系油剤、ペルメトリン乳剤の散布 | |
ヒゼンダニ | 室内は有機りん系殺虫剤、布団は洗濯後に60℃で20分加熱 |
天気の良い日に処理し、天日乾燥する。
株式会社アイリス製の『縄張り棒』を室内に設置する。
『縄張り棒』は遠赤外線を放射し、ダニやアリ等の不快害虫を半永久的に駆除し、あらゆる場所で薬品を使わずに安全にダニを駆除できます。
家屋内に生息するダニによる被害は次の2つに大きくわけることができます。
■家屋内固有種による被害
■迷入種による被害
アイリスは、それぞれの特性を熟知した上で、適切なダニ駆除を行います。
(1)家屋内固有種のダニによる被害
次のような症状が出てはいませんか?ダニは種類によって生息場所や人体に影響する症状が違います。
ダニの種類 | 被害・症状 | 生息場所 |
チリダニ類 ヒョウヒダニ |
喘息、鼻炎、眼アレルギー | 屋内塵性ダニの代表種 一戸建住宅やビル内の畳み、カーペット、寝具等 |
アトピー性湿疹 | 吸入されアレルギー疾患の原因となる | |
ツメダニ | 刺咬症 | 原毛取り扱い工場等で被害 |
コナダニ類 ニクダニ類 |
不快症 | チーズ、乾物等の保存食品 |
(2)迷入種のダニによる被害
ダニの被害は家の中だけではありません。近隣の施設や公園、植物等にも潜んでいるのです。
ダニの種類 | 被害・症状 | 生息場所 |
イエダニ類 | 刺咬症 | ねずみに寄生するダニで一般住宅、 商業ビル、飲食店、病院など |
トリサシダニ ワクモ スズメサシダニ |
刺咬症 | 野鳥の多い公園、戸建て住宅、 学校周辺のビル、工場内などで 鳥の巣立った後で被害 |
ニセナミハダニ | 刺咬症 | 観葉植物、一戸建住宅の庭、ビル内 |
ネコショウセンダニ コウヒゼンダニ |
刺咬症 | ペットを飼っている住宅 |
シラミダニ | 刺咬症 | 板、柱、畳み等に起因、戸建て住宅 居住用ビル内で被害 |
ヒゼンダニ | 疥癬症 | 介護施設、老人ホーム、社宅等 |
ツツガムシ | ツツガムシ病 | 河原、山林原野など屋外で被害 |
マダニ | 多種類の病気の媒介、 刺咬症 |
山林、原野等の屋外に多い |
タカラダニ | 不快症 | 郊外の建物外壁、ブロック塀 |